サステナビリティ倶楽部レポート

第43号 「新興国ビジネスと人権リスク」

2014年12月9日

  企業が取り組むべき人権対応について、これまでの成果をまとめたものが「新興国ビジネスと人権リスク」(現代人文社)として出版された。   今回の書は、本レポートの第28号で紹介した委託調査の成果をもとに編集し直したもので、このなかから16社の企業事例を紹介しながら主要な人権課題を整理している。また国連による指導原則についても説明を加え、全文を掲載した。加筆部分は、実際...

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第42号 「NGOと企業のエンゲージメント」

2014年09月25日

  ● 企業との創造的対立 昨年弊社で開催する研究会で主要な国際NGOの活動を聞く会合を行ったところ、普段コンタクトのない団体の活動が聞けたと好評だった(第34号「国際NGOの専門性と連携」)。そこで今年はこれをさらに進め、企業とのエンゲージメントについて、具体例を踏まえてディスカッションした。   対話の相手は、グリーンピースとオックスファム。 グリーンピースは...

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第41号 「市場が変わる、会社を変える」

2014年08月26日

  ●資本市場を変える 第37号で責任投資を話題にしたが、その後政府が強力に資本市場改革を進めており、うねりが確実になっている。スチュアードシップ・コードだけでなく、経産省ではコーポレートガバナンスや非財務情報の開示、企業価値の創造等、関連の報告書を次々発表している。さらに厚生労働省のGPIF(公的年金基金)改革、内閣府の有識者会議の開催と、アベノミクスのもとで日本の「資本市場を...

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第40号 「集団的自衛権の行使がCSRにもたらす意味合い」

2014年07月9日

  ●平和主義とは表だけ 強引に閣議決定されてしまった。 集団的自衛権が行使されれば、海外の紛争や戦争の場に日本の自衛隊も派遣されることになる。これまでのように軍事力を維持できないアメリカが、その隙間を埋めるために日本を引きこんだシナリオだ・・・。こんな説明が広がっている。   日本では米欧は善、中国は悪、という固定イメージが強いのだろうが、もう何年も前から私のア...

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第39号 「『攻めか守りか』なのか」

2014年06月26日

  ●ビジネスは戦場ではなくコミュニティが相手 私はいつもCSRの取り組みには「機会とリスク」の両面が必要といっている。経営へのプラスの影響(機会)かマイナスの影響(リスク)かということで、前者を戦略的CSR後者を基本的CSRと呼んでいることも、皆さんご存じだろう。   ところがこの二面性の話をすると、「あぁ、つまり攻めと守りのCSRということですね。」と簡単に言わ...

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