創ゾウ人〜世界を視る、地球で感じる〜

厄介な農業の廃プラスチックゴミ・・・

2020年07月27日

 

畑を手伝っていると、商品として売れる作物をつくることがいかに手間がかかるか、実感します。私がいっている農家さんは有機栽培にこだわっているので、なお一層手間をかけてそれを貫いている方たちばかり。

 

そんな農業に必須な道具の一つがプラスチックのマルチカバー。

畑の畝ごとにダーッと幅1mくらいの薄手のシートを敷き、穴を開けて作物の苗を植える。これをしないといらないところに雑草が生えてくるし、ものによっては保温効果もあるのでマストなんですね。有機農業ばかりでなく一般の農法でも当たり前に使ってます。

 

これは使用1回きりの使い捨て。収穫が終わって剥がすと膨大な量のゴミになるわけです。

 

廃プラが問題視されている今の動きの中、「じゃあこれ止めれば」と簡単に言われそうだけど、これを使わなかったらさらにどれだけ作業がかかるか・・と思うと愕然としますよ。平気で言うなら皆さん、畑作業やってみてよ。

 

解決策は生分解性の素材に替えていくことですね。

土に戻るならば終わってもそのまま畑に置いておけばいいわけなので、その分の作業も無くなっていいね。肥料になるならさらにGood!といきたいけど、有機栽培に認定されるには余分なモノが入っているとダメなので、難しそう。有機でも認定できる素材を同時に研究すればいいわけですが。

 

今の開発状況では、例え素材が可能でもコストアップになってしまうでしょう。ただでさえ販売単価の安い野菜なんかに使ってもらうには、とても難しいこと必須。何らかの補助や奨励などをつけないと広まりません。企業には「ステークホルダーに向いた経営を」というメッセージが実をもってきたけれど、「栽培中は生分解性のマルチを使ったお野菜」を少し高くても買うという消費者の動きがなければねぇ。

 

消費者が農薬や肥料に少しずつ敏感になってくる中、栽培の工程でも環境に配慮した農法に関心を広げたいです。

 

サステナビリティ経営ネットワーク

サステナビリティ倶楽部レポート

CSRを企業戦略として提唱している、海野みづえ(創コンサルティング代表)が発行するメールマガジンです。地球と社会が大きく変動しているなかで、経済や経営をどう持続可能にしていくかを考えレポートしていきます。購読は無料です。配信は月1回を予定しています。