八ヶ岳南麓に住居を持ちたいという希望がグッと増えていることは。何度も書きましたね。
私は25年前にその利点を考えて家を建てたわけですが、その頃住まない家は「別荘」と呼ぶのが普通でした。そしてその時から、八ヶ岳で生活しながら仕事ができて半分住む気持ちであれば・・・思っており、つまり「二拠点居住」だったわけです。
イマ人気なのは、まさにこの二拠点居住です。首都圏の住居は変わらず残したままで、外に拠点となる家を持っておこう、というスタイル。
私にしてみれば、「何を今さら・・・」なんですけどね。
もう、別荘というのはやめることにしました。もっとも、こちらに住民票を移して本拠地になっているので、二拠点でも別荘でもないけどね。
呼び方はどちらでもいいけれど、ともかく
「家=住み続ける場所」
という考え方がなくなってきたということでしょう。
・住む場所はいくつあってもいいじゃないか。
・家を持っていても、そこに縛られなくていいじゃないか。
・仕事をする場所と住む場所は、もう近くなくてもいいじゃないか。
「住」について、そんな発想が染み付いてくれば、「場所」は自由に選べるようになる。
そうなれば、「自分がどう生きるか」こそが大事になってきますよ。どんな生活をしたいかが明確になると、住むところもそれに続いてくる。
もう「別荘」という考え方は過ぎたばかりでなく、さらにワタシの中では「二拠点居住」も終わり。
今ブームになっているといっても、首都圏の仕事発想から解き放たれてはいないのであれば、いくらシェルター機能を持っていてもどこかに中途半ばな思いが残るはずです。
現在のビジネスや経済中心の仕組みにいる限り、都市主体の人生は変えられない。二拠点居住はその枠組みの中なんですから。
その次の流れは、「自分主体でいられる環境」に居ること。従来の仕組みや枠組みに中にいてはダメで、まずは都会から離れること。
どんな生活になるか、ワタシ自身実験中です。