創ゾウ人~世界を視る、地球で感じる~

“もったいない”精神に通づるDIY

2020年10月14日

 

地方に住んでいると、

 「必要なものはできるだけ自分で作ろう」

という方が多いです。

なのでホームセンターやDIYショップの品揃えが豊富です。使っていたものが故障してもすぐに捨ててしまわず、なんとか直せないか、とまずは考えてみる。

あれこれチャレンジしながら自分なりのものを作ることが好きなんだなぁ、ということが伝わってきます。

 

東京にいると、作ることを考えるより買って揃えることが当たり前。100円均一があちこちにあって安価で手軽なので、直して使おうという気があまり起こらなくなっている。シーズンごとにファッションを追うことがおしゃれとばかり、洋服も手頃な値段のものを買ってささっと変えるのでサイクルも短くなってますね。

 

地方を好む人は自然やアウトドアが好きな傾向が多く、モノにこだわるより何かアクティビティをする方を楽しむのでしょう。

クルクルものを買い替えず、必要なものさえあればいいじゃないか、となる。作ったり修理したりすることが苦でなく、自然と手が動いている感じです。

 

そんな中では、「もったいない」という言葉が抵抗なく出てきます。

DIYともったいないはほとんど同義語ですね。

 

バリバリのビジネス派が集っている都会では、この言葉に古くささを感じたり何となく違和感を持つ雰囲気の時がしばしばありました。そしてよく考えてみると、DIYはあまり見なかったな。

 

災害でモノの供給が途絶えでもしたら、自分で何とかしなければならないのは都会の方が深刻なんですけれど・・。

それを考えたらDIYを日頃から実践しておく気持ちを持つことで、それが「もったいない」を抵抗なく受け入れることになるはずです。

 

海野みづえ プロフィール

2020年4月より山梨県北杜市に在住。
それまでは企業向けのサステナビリティ経営アドバイザリーを展開。23年間経済と社会の接点の分野をビジネスの立場から取り組んできた。
この間自身の価値観を根本から転換していく意識が湧き上がり、生き方を変革(Transform)することが、サステナビリティの基本と感じる。

現在は自然と接する中で人間らしいライフスタイルを実践し、社会全体をホリスティックにとらえる眼をつちかっている。

創コンサルティング
https://www.sotech.co.jp/

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