創ゾウ人~世界を視る、地球で感じる~

シニアスキーヤー

2012年03月5日

私の二十代はバブルの最中でしたから、いろいろと世の中浮き立っていた時期でした。
そんな中で流行っていたことの一つがスキー。私もこれにははまってました。最近はめっきり離れていたのが、先日久々に行ってみる気になったところ・・・。

チケットを買おうと価格表を見ると、“シニア:50才以上”なのです!
ありゃ〜。50歳でシニアなのね〜。割引はうれしいけれど、そうかシニアに仲間入りかと思うとちょっとフクザツ。

もちろんもう若いとは思ってないですが。
細かい文字が読みづらくなって、スマホは便利そうだけどあんな小さい画面に文字びっしりでは、考えただけでアタマくらくら。携帯は今までのものをいつまで使えるかなぁ、なんて思ってます。ほかにも物忘れしやすくなったし、症状はいろいろです。

滑りも慎重に。
ある程度はスピードが出る方が好きで、板を買う時はカービング仕様よりも速くすべれそうなまっすぐ寄りのものを選んでました。若いころは行くたびに少しずつうまくなっていくようだったけれど、今は上達なんて考えない方がいい。速く滑りたくても脚のふんばりが効かないので、ひと回りずつ気をつけながらです。その前に身体がなかなか馴染んでこない。

それもまた楽し、ですけど。
ガンガンいくよりも、力を抜いてすうっと滑るイメージでいくのも悪くない。それでもなかなかすんなりいかないところがツライ。

それにしても、シニアスキーヤーが多いことが昔と大違いです。
昼時のレストラン、昔はごった返していてまずは席を確保することが一苦労だった。今は一番混む時間にいっても、結構簡単に席がとれました。数の問題よりも、何か雰囲気違うなぁ、と思ってよく皆さんを見てみると、そこに集まる年齢層がぐぐっと高くなっていることに「アレッ」。

白髪混じりの50歳以上がホントに多いんですね。シニア料金のせいだけでないでしょう。
私の頭のなかでは、スキー場といえば若者の集まる場所だったんです。年取ってまでスキーするなんて、よっぽどマニアックな人だけでしたから。物好きだよな〜と私もそんな目つきで見てましたよ。

今は・・・。シニアが3割はいる。あぁここでも高齢化、と思って眺めてみたところで、私もそっちの組なんですよね!!若いスノーボーダーから、モノ好きだと思われているんだろうな。

ま、健康上いいから、いいことにして。
帰りに温泉に浸かり、休憩室でうとうと休んであ〜すっきりの週末でした。

海野みづえ プロフィール

2020年4月より山梨県北杜市に在住。
それまでは企業向けのサステナビリティ経営アドバイザリーを展開。23年間経済と社会の接点の分野をビジネスの立場から取り組んできた。
この間自身の価値観を根本から転換していく意識が湧き上がり、生き方を変革(Transform)することが、サステナビリティの基本と感じる。

現在は自然と接する中で人間らしいライフスタイルを実践し、社会全体をホリスティックにとらえる眼をつちかっている。

創コンサルティング
https://www.sotech.co.jp/

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