創ゾウ人~世界を視る、地球で感じる~

建国の日に

2012年02月10日

建国を祝う、建国について考える、ということを一部の人しかしなくなっています。
そういう私自身も神社の家系にありながらあまりコミットせずに、これまでの仕事や日々のリズムで生活することがほとんどです。

そこで、神社や神道との関わりをつなぎとめる意味を込めて合気道の道場に行っています。
もう2年くらいになるのですが、道場に行くといっても平均月1回くらいなもので、とても「通う」というレベルでないためあまり口にしてきませんでしたが・・。

合気道は社会人になった時に、何か日本の武道をと思って始め、その時には結構通って大分上達はしました。その後ずっと辞めていたところ、神社関係の方からの勧めがあって、今の道場に行くようになったのです。今度は明治神宮の境内にある道場で、武術を習うというよりも、ともかく神宮に行くということと先生の講和を聞いて日本人の価値観や日本の立ち位置を考えるために行くという方が強いです。

建国記念日の今日は、道場の皆さんと明治神宮の紀元祭(建国を祝う祭典)に参列してきました。この祭典は初めてです。

祭典の参加者は崇敬会の方々で、お年寄りばかり。私たち道場の門人は、だいぶ若い部類でした。
現在の館長荒谷先生は自衛隊の出身なので、国防の立場から合気道を極めていて、先生の講和もいつもそういう観点でお話されます。祭典に先立っては、「自分の国の誕生日なのに、その生い立ちや行く方向を考えなくなって残念だ。年1回でも国民皆が日本のやってきたこととこれからの在り方を一緒に考えれば、もう少しまとまるだろうに」と先生がいっていたことが印象的でした。

自分の国を自分たちで護るのは当然じゃないか、日本の伝統や文化のなかに良さがありそれを貫いていこう、ということをもっと声に出していいはず。明治神宮の道場に来ると、その気持ちに立ち戻させてくれます。外国人の門人も結構いて、このように日本の伝統に興味を持つ人たちは、日本人よりも日本のことを理解しているんですね。外から見ている方が、違いがよくわかるのでしょう。日本人が忘れてしまったものを、再確認するきっかけにもなっています。

海野みづえ プロフィール

2020年4月より山梨県北杜市に在住。
それまでは企業向けのサステナビリティ経営アドバイザリーを展開。23年間経済と社会の接点の分野をビジネスの立場から取り組んできた。
この間自身の価値観を根本から転換していく意識が湧き上がり、生き方を変革(Transform)することが、サステナビリティの基本と感じる。

現在は自然と接する中で人間らしいライフスタイルを実践し、社会全体をホリスティックにとらえる眼をつちかっている。

創コンサルティング
https://www.sotech.co.jp/

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