IMF専務理事の後任をめぐって、先進国と新興国のぶつかりがここでも見られます。金融分野の国際機関のトップは、IMFが欧州で世銀はアメリカから、とこれまで慣習があるのです。セクハラ事件でストロスカーン氏が辞任してしまった後も、当然これまでのルールに従おうという欧米勢です。そこで今あがっている候補はフランス人女性です。国際機関ではフランス人であることが必須とか。それに加えて、女性であることがまた有...
自国のやり方で「タイホする!」アメリカ
2011年05月24日IMFの専務理事ストロスカーン(DSK)氏のセクハラ逮捕事件。優秀な政治家・知識人が、こんなことで築いてきた地位や栄誉を棒に振るなんてちょっと考えられないですね。手錠をかけられて警察官に連行されるDSKの写真が世界中にばら撒かれて、情けない・・・感はぬぐえないです。ヨーロッパだったら、こんなことなかったのでしょう。ちゃんと公人としての職務をしていれば、プライベートまでとやかくいわないおおらかな...
今日より明日
2011年04月28日先日上海に行った知人から、中国でも日本の被災を支援したいという人たちが多くおり、きっかけさえあれば仕事を通じて具体的にやりたいのだが、という問い合わせもたくさんもらった、という話を聞きました。日本では、毎日を淡々と黙々と過ごして何とか持ち通すという状況が強くなっているので、中国人の積極さにまた刺激されたそうです。新たな復興ビジョンをうちたて、それに向けて今よりも良くなっていく希望があれば明るく...
何がハッピーなの?
2011年04月18日八ヶ岳の麓を車で走っていると、「ハッピードリンクショップ」をよく見かけます。ショップというけれど、お店ではなくて、飲料の自動販売機が5〜6台道端に並んでいるだけです。これが車で5〜10分ほど走るごとにあるのです。それくらいよく見かけるけれど、ワタシは飲み物を買っている人を見たことがない。歩いて買いに来るところではないから、車で通りがかりに買っていくのでしょうが、ともかく車もとまってない。この程...
自然との共生、地域との共生
2011年04月7日震災の救援が落ち着いてくると、今度は中・長期での復興です。都内にいると、放射能も心配するほどの量飛んでこないし、気候もよくなって停電はなくなるし、大災害といっても時間がたてばそれほど深刻になることないじゃないか・・・、と「もと通り」感に落ち着いていく気配のようです。しかし、問題は全然解決していない。安堵は禁物。復興後のビジョンはもとの姿ではなく、今までの問題を解決した価値観をベースにした新たな...