農業法人でのCSRシンポジウムに行ってきました。農業経営でもCSRをきちんと意識しようということで、そのガイドラインを策定しているところです。 農業関連で考えられるのは、まず食の安全。ラベルの偽装など、食品に関わる様々な不正がいくつも続いたので、食品業界への信頼がぐっと悪くなっています。 今回の集まりは実際の生産を担う方たちですから、食品サプライ・チェーンのさらに上流。世間からは、市場に出回...
歴史的文化財は誰のもの?
2009年03月10日ロンドンの大英博物館は、世界中の美術品や建造物の宝庫です。ここに行くだけで、世界の歴史や文化がすべてわかる、そんな一流品ばかりが集まっています。初めて訪れた時はそのコレクションの素晴らしさに圧巻されました。20代の中ごろでした。でも、これってイギリスの所有物といえるのか?・・・そんな思いが同時にわきあがってきます。最初はすごいなぁと見て回っていたものの、ギリシャやローマ遺跡の展示あたりから歴史...
競馬と株投資
2009年02月23日昨日、競馬を観戦してきました。レースを観ることが目的のつもりだったのですが、やはりというか当然馬券を買い、儲かっただの損しただのと一喜一憂して参りました。今回のメンバーには機関投資家や運用機関の方たちが何人もいて、話題は自然と「競馬と株」の類似点/相違点に。まず手にするのが、競馬新聞です。これには馬ごとの詳細な情報が列挙されていて、予想師の評価が載っているんですね。わずかなスペースに見事な情報...
女と男
2009年02月4日先日NHKスペシャルで「女と男」という3回シリーズの番組をやっていました。ご覧になった方も多いでしょう。3回ともとてもおもしろかったです。1回目は女と男が何故惹かれあうのか、またすれ違うのか、がテーマでした。何か問題があると、男はそれを分析的に見ようとしどこに問題があってどうやったら解決できるかまで考えようとする。一方女は、今沸き起こってくる不満や不安、悲しさ、悔しさ・・・といった感情や感覚を...
留学生へのサステナビリティ講座
2009年01月16日大学院での講師はもう何年もやっていますが、今年度から新たなチャレンジとして留学生向けに英語で行う講座を始めました。東大大学院のなかに新たに設けられた「サステイナビリティ学プログラム」の1講座です1人で全部をとなると大変ですから、4人が3回ずつ担当するという構成。UNEPFIの末吉さん、三菱UFJ信託銀行の加藤さん、レスポンスアビリティの足立さんのご協力で成立、金融界と産業界それぞれの実務に関わ...