縫製工場の“絶望職場” 経営倫理実践研究センター(BERC)で人権リスクについての講座を毎年実施してきており、今年は外国人労働問題を取り上げている。今月はこの問題にずっと取り組んできた指宿昭一弁護士からお話をうかがった。 指宿先生は末端の工場で働く外国人労働者側にたち、この実態を解決するべく動いてきた。なので現場の窮状をよくわかっている。そんな努力がだ...
サステナビリティ倶楽部レポート
[第94号] 現場の解決まで含めた「広義の」デューディリジェン...
2019年05月30日木材のデューディリジェンスガイド策定 デューディリジェンス(DD)は、企業のM&Aなどで企業価値を評価する際に用いられる手法だが、サステナビリティの分野では「組織が及ぼすマイナスの影響を回避・緩和することを目的として、事前に認識・防止・対処するためのプロセス」という意味で使われている。DDの概念は、鉱物資源の調達や人権侵害のリスク対応措置として浸透してきているの...
[第93号] 外国人労働者の採用負担も企業の責任範囲に
2019年04月26日増加する外国人がいずれ日本に来なくなる危機 昨年11月に改正された出入国管理法が、この4月から施行されている。外国人労働者については昨年はじめ頃から問題が取り上げられ、このレポートでも2018年2月に取り上げたところだ。 「第79号 外国人労働者受け入れへの意識喚起」 コンビニや居酒屋の店員が外国人であることはもう日常で、特別な存在ではなくなっている...
[第92号] サステナビリティ経営 2.0 —ESG投資時代の...
2019年04月2日●財務マテリアリティに重点を置く経営へ 昨年度は弊社の研究会でサステナビリティの統合についての分科会を実施し、そこで検討した成果をまとめた。 「サステナビリティ経営2.0 —ESG投資時代の経営イノベーション」 https://www.sotech.co.jp/publication/1356 ここでは、「経営活動の事業戦略と経営の基盤、ガバナンスのあらゆる事業活動に...
[第91号] 価値創造につなげるサステナビリティ戦略
2019年02月27日●サステナビリティは自社の永続に必須 今月の弊社研究会は、サステナビリティを経営に組み込んで価値創造につなげている日立製作所とサントリーからご発表いただいた。サステナビリティ戦略は、社内中心の発想になりがちなCSRを超えて、変化が進む社会の中で今後の羅針盤として事業戦略のなかに位置づけていくべきものだ。自社ビジネスを永続させるために、何が必要かを考えれば自ずと社会や環境とのかかわ...