ミャンマーにおけるサステナビリティ経営研究会

経済成長に弾みがつきだしたミャンマーへの参入が活発になっていますが、市場開拓の一方で環境破壊や人権侵害、地域の持続性の問題が事業展開の重大なリスクになっています。企業経営にはこうしたリスクに向き合った“責任ある行動(Responsible business)”が求められるとともに、この国の長期的発展を可能にするビジネスモデルを展開することが事業成功のカギになります。
そこで、現地でビジネスを展開する企業で集まり、このテーマに向き合った「サステナビリティ経営」について検討する研究会を開催いたします。

 

サステナビリティ経営の考え方

ここでの「サステナビリティ経営」とは、下記の2つの側面を実現する経営モデルとします。

  • リスク対応: 新興国に特有のステークホルダー(地域住民や労働者)の権利侵害を意識し、これらを経営上のリスクとして組み込む
  • 価値創造:  ビジネスのアプローチと開発・援助のアプローチを統合し、環境・社会課題の解決を事業戦略のなかに組み込む

具体的には下記の視点を考えます。

  • 対話と協議を通じた地域ステークホルダーとの連携
  • ステークホルダーの利害を経営に組み入れる
  • 地域コミュニティにベネフィットを提供し、自立した経済をもたらす
  • 社会貢献とビジネスの両方を組み合わせ、地域の長期的発展に関わる

 

研究会の進め方

 「日経BP環境経営フォーラム(EMF)」の分科会として、ミャンマーに進出している会員企業による研究会を開催しています。

  • 対象:  EMF会員企業
  • 主宰: 海野みづえ(創コンサルティング)
  • アドバイザー:  ビッキー・ボウマン(MCRB)
  • 主催: 日経BP環境経営フォーラム

 この研究会では、ミャンマー特有の地域事情をベースとして、メンバー各社の現地での経験や悩み、疑問などを持ち寄り、サステナビリティの視点から具体的な課題をあげ、どんな対応が必要かを検討していきます。事業展開の前には地域との信頼関係をつくることが大事であり、そのためにメンバー企業が共同して何らかのプログラムを行うことも考えられます。また、現地の大学で予定されている講座の機会を活用することも考えていきます。

 

<担当紹介>

海野みづえ(創コンサルティング 代表取締役)

ローランドベルガーを経て、1996年に(株)創コンサルティングを設立。サステナビリティ分野に特化した経営アドバイザリーを展開。
マンダレー大学客員教授、東京大学大学院非常勤講師。著書に、「企業の社会的責任[CSR]の基本がよくわかる本」(中経出版社)、「新興国ビジネスと人権リスク」(現代人文社)などがある。

ビッキー・ボウマン Vicky Bowman (Myanmar Centre for Responsible Business [MCRB] 代表)

在ミャンマー英国大使を経て、2013年に独立機関であるMCRBをNGOとともに設立。ミャンマーにおける責任あるビジネスの浸透のために、セミナーや研修開催のほか各種調査や政府への提言を展開している。ヤンゴン在住。

<参考>ミャンマーでの実績:  http://www.sotech.co.jp/info/990

  • ヤダナボン大学(ミャンマー)において、大学職員を対象としたCSRの連続講座”Business and Sustainable Development”を開催
  • マンダレー大学において、サステナビリティ経営の講演(2016年2月)
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