サステナビリティ倶楽部レポート

第17号「ダイバーシティ経営大賞2012」

2012年07月5日

●グローバルでのダイバーシティが必須 今年で5回目となったダイバーシティ経営大賞の表彰が先ごろ行われた。http://www.toyokeizai.net/corp/award/diversity/2012/diversity1.php今回は外資系、金融機関、メーカーといった様々な種別が、バランスよく受賞にいたった。 大賞の第一生命保険は、ダイナミックにダイバーシティを展開しているというより、...

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第16号「誰のため、何のための企業価値評価なのか」

2012年06月6日

●調査はされど、投資家は踊らず このレポートの第13号「統合報告に向かう企業のディスクロージャー」で書いた調査報告が、下記にアップされた。「企業における非財務情報の開示のあり方に関する調査研究報告書」この調査と並行して経産省でもこの分野の調査を行ったので、こちらもご参照ください。 「持続的な企業価値創造に資する非財務情報開示のあり方に関する調査」   これ以外にも関連調査がい...

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第15号「途上国ビジネスの戦略」

2012年05月11日

●変わりゆく途上国 途上国でのビジネスといえば、BOPビジネスが思い浮かぶ。マイクロファイナンスや、農村の貧しい地域で小規模の事業をはじめる女性のグループというイメージだ。新しいビジネスモデルであることは確かだが、途上国といっても昨今では所得が上がってきており、貧しい人たちへのソーシャルビジネスOnlyと結び付けるべきではない。もっと多様な事業ポテンシャルがあるのだ。成長著しい国々を今では新...

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第14号「人材の経営:日本の強み/ニッポンの弱み」

2012年04月4日

日本企業は「人を大事にした長期経営」を貫いてきた。日本経済が成長し世界に日本ブランドが浸透していった時代には、このことに皆自信をもっていた。しかし、本当に日本企業はヒトを大事にしているのか?取り巻く状況が一転し経営が厳しくなってくると、そのほころびが見えている。今回は海外拠点での人材の経営に注目してみる。 ●長く働けます 日本企業の海外拠点に行ってみると、勤続年数の長いローカルの幹部や管理...

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第13号「統合報告に向かう企業のディスクロージャー」

2012年03月1日

●統合的思考をどう報告で表現するか 昨年からアニュアル・レポートとCSR報告書を一冊にする、いわゆる統合報告を発行する企業が出始めた。統合報告は、国際統合報告審議会(IIRC)が2011年9月にディスカッション・ペーパーを発表し日本語訳も出ているので、これがきっかけとなって日本企業の間でも今年の報告書は統合版を考えよう、という動きになっているようだ。今見られる統合(といわれる)報告の様式は、...

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